「世界一周は選ばれた人のものじゃない」TABIPPOの前田塁さんに聞く旅の魅力

使い方と事例

「世界一周は選ばれた人のものじゃない」TABIPPOの前田塁さんに聞く旅の魅力

2014/7/22 by Evernote Japan

2014/7/22 by Evernote Japan

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学生時代に世界一周の旅を成し遂げ、帰国後は仲間と共に世界一周団体「TABIPPO」を立ち上げた前田塁さん。5 月末からダンスユニット NUMBERS と共に、現在二度目の世界一周旅行中の前田さんにとって、Evernote は生活に欠かせない相棒だといいます。世界一周旅行の魅力や今後の目標などについて話を伺いました。

氏名:前田塁(まえだ るい)

ブログ:Work Life Chaos | トラベルクリエイターのブログ

サイト:TABIPPO

世界一周のきっかけはニューヨークへの交換留学

——前田さんが仲間の皆さんと立ち上げた世界一周団体「TABIPPO」が、4 月 10 日に株式会社になりましたね。

前田「はい。おかげさまで世界一周団体 TABIPPO の法人登記を完了し、株式会社となりました。実は 4 年前の 4 月 10 日は TABIPPO を立ち上げてから初めてのイベントを行った日なんです。そう思うと感慨深いですね」

——そもそも TABIPPO とはどんな団体なのでしょうか。

前田「TABIPPOは 世界一周を経験したメンバーで構成された団体です。ひとりでも多くの若者が旅をする文化を作るために活動しています。よくどうやって収益を上げているのかと聞かれるのですが、書籍を出したり、イベントを開催したり、旅行代理店や航空会社と一緒に若者が旅をしたくなるような仕掛けを作ったりすることで収益を上げています」

——前田さんがそもそも TABIPPO を設立したきっかけについて教えていただけますか。

前田「少し話がさかのぼるのですが、僕は三重県出身で大学入学で上京してきたんです。最初は楽しかったのですが、東京暮らしにもだんだん慣れてきてしまって、この先ずっと東京にいるのかなぁと思い始めました。それで、その答えを海外に求めたんです。今思えばかわいいもんですよね(笑)。ロンドンや香港、ニューヨークといった世界の大都市なら東京よりももっとすごいんじゃないかと思って、いろいろ悩んだ結果、ニューヨークに留学することにしました」

——なぜニューヨークを?

前田「何の根拠もなく選びました(笑)。結局、交換留学の形でニューヨークに 9 ヶ月間滞在したのですが、住んだら住んだで、また慣れてしまって、自分の世界が小さくなるような気がしたんです。そこで、帰国する際にニューヨークから反対周りに帰ってくることにしました。それが世界一周をするきっかけでしたね」

——ちなみに「世界一周」ですが、何をもって一周とするのでしょう?

前田「いわゆる世界一周業界(?)的には、太平洋と大西洋を横断し、なおかつ一筆書きのルートで帰ってくることが世界一周の定義とされています。つまり、日本に一時帰国しないということですね。ただ僕としてはそこは何でもいいと思っていて、とにかく地球を片方の方向に進み続けて戻ってくれば、それは世界一周だろうと」

世界一周を通じて、周りの世界の広さに気づけた。

——世界一周の魅力について教えてください。

前田「昨日までの常識が今日通じない、やっと覚えた常識が明日には通じなくなる。そんな風に毎日心を揺さぶられるのが世界をまわる醍醐味だと思います。同じ場所に 1 年間とか住む留学の場合は、その社会の常識にどんどん深く入っていくのが魅力なので、まったく別の良さがありますね。また、旅先でいろいろな人と出会い別れる”ハローグッバイ”も大きな魅力だと思います」

——世界を巡ったことで価値観は変わりましたか?

前田「それが、価値観そのものは変わらなかったんです。ただ、自分が狭いと勝手に決めていた世界は思ったより広かったんだということに気付かされました。というのも、僕たちは自分の将来や進路を自分で選んでいるつもりでも、実際はある程度の選択肢から選ばされているわけですよね。だから今までは勝手に狭く感じていたのですが、世界を旅したことでまったく違う人々の世界に触れ、周りの世界の広さに気づくことができた。これは成果だったと思います。それに、一周して戻ってこれたことで、根拠のない自信も身につきました(笑)」

——帰国されて、それから TABIPPO を設立された?

前田「帰国後は大手インフラ企業に一度就職した後、広告代理店に転職しました。そのとき、後に TABIPPO の代表となる清水が新事業を立ち上げるからと誘ってくれたのがきっかけでした」

——なるほど。世界一周で役立ったツールやアプリなどはありましたか?

前田「出会った人とのコミュニケーション用に Facebook と、当時はまだ流行り始めたばかりだった Twitter ですね。最近では Evernote が旅行に欠かせないツールになっています」

——Evernote をどのように活用されているのでしょう。

前田「日本にいるときは、たとえば海外の絶景の写真などをウェブで見つけたときにクリップしていますね。また世界一周に出るときって日本の部屋は引き払ったりするため、置いていく荷物もなるべく少なくしたいので、Evernote に入るものはすべてそちらに入れています。たとえば思い出の品なんかは写真を撮って Evernote に入れて、現物は捨ててしまいます。けっこういろいろあるんですよ。以前旅先で買ったポストカードとか、変なTシャツとか(笑)」

——世界一周に出るために、日頃から身の回りの整理に使っているのですね。

前田「それに旅の準備にも使っています。旅行に必要な情報やパスポート番号なども控えておきますし、ホテルの予約をした後の Thanks ページをクリップしたりしています」

何も考えなくていいのが、旅における Evernote の魅力。

——旅先ではどのように活用されていますか?

前田「主にバックアップ用ですね。僕は心配性なので、旅はなるべく安全にしたいと思っているんです。たとえば治安が心配な場所では、iPhone やデジカメや PC が盗難に遭う可能性もあります。そんなとき、現地の地図データが PC にしか入っていないと困りますよね。そこで僕は地図をデジカメで写真に撮り、それを Evernote に上げることにしています。カメラにも PC にも Evernote にも写真を保存しておく。最悪すべてをなくしたとしても、ネットカフェで Evernote を開けばいいわけですから」

——クラウドにバックアップがあるのは安心ですね。

前田「あとは旅行中に思いついたことをメモしたり、ブログのネタをメモしたりですね。旅先ではカバンを開いてノートを取り出すのが難しい状況もありますから。僕は紙のノートもたくさん持っているのですが、それらも時期を見てスキャンしたら、Evernote にデータは入れて、ノートはもうしまいこんでしまいます」

——TABIPPO メンバーとノートを共有するような使い方は?

前田「内容によって共有の方法を変えていますね。動画や画像、講演資料など、皆で使いまわすようなファイルに関しては Dropbox を使って共有しています。旅行系のニュースをクリップしたノートは Evernote で共有しますが、基本的には Evernote は自分のためのツールという認識ですね」

——旅における Evernote の魅力はどこにあるのでしょう。

前田「何も考えなくていいところでしょうか。他のツールだと、このファイルをどこにどういうふうにしまおうと考えないといけなくて、それがストレスになるんですよ。Evernote ならとりあえず全部入れておいて後から検索で拾えるので、整理することを考えなくていいのが楽ですね。旅ではあまり余計なことは考えたくないですから。それに、旅先では治安の関係上 iPhone を人前で長い時間触りたくないんですよ。その意味でも、とりあえずサッと入れられる Evernote は助かります」

——今後の展開についても教えていただけますか。

前田「5 月 23 日から ダンスユニット NUMBERS と一緒に二度目の世界一周に出かけます。旅先では NUMBERS をサポートしながら、彼らのダンス動画などを配信していく予定です。世界一周団体と言っているからには、常に世界一周しながら仕事をするというのが理想ですね。今はまだ東京で PC にかじりついていないとできない仕事も多いのですが、今後は旅をしながら仕事ができる働き方を目指していきたいです。世界一周は何も、スゴい人しかできない特別なものではありません。よく就職すると時間がなくて旅ができなくなると言いますが、”旅か仕事か”ではなく、”旅も仕事もできる”仕組みを作っていきたいと思います」

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