デジタルレシピ研究家・花岡貴子さんに聞く情報整理法

使い方と事例

デジタルレシピ研究家・花岡貴子さんに聞く情報整理法

2015/1/13 by 山田井ユウキ

2015/1/13 by 山田井ユウキ

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デジタルレシピ研究家として活動しながら、競馬評論家やライター、ファイナンシャルプランナーとしてもマルチに活躍する花岡貴子さん。これまでに Evernote に関する書籍を多数執筆されているヘビーユーザーでもある花岡さんに、情報を整理する方法について伺いました。

氏名:花岡 貴子(はなおか たかこ)
ブログ:ねぇブロ
Twitter:@hanaco1231

「Evernote は第二の脳であり優秀な備忘録として使っています」

――Evernote との出会いは覚えていますか?

花岡:もう随分前のことなので忘れてしまいました。私は新しいウェブサービスが出てくると必ず試すのですが、そのほとんどはすぐに使わなくなってしまいます。ですから、あまり大切なデータなどは入れずに放置すること前提で使い始めることが多いのです。でも Evernote は最初からわりとしっかり使っていましたね。

――それはなぜでしょう?

花岡:検索機能が充実していること、マルチデバイスで使えること。この2点が気に入って、長く使えると思ったからです。ドコモの携帯電話についてきた、無料でプレミアムを使えるキャンペーンのこともあって、すぐアップグレードして使い始めました。

――Evernote のどういったところが優れていると感じていますか?

花岡:プレミアム会員だと月間のアップロード容量が 1GB とかなり大きく、データを一元化できることですね。特に便利だと思う機能はインポートフォルダ。こんなに便利なものは他にありません。人とファイルを共有するのに Dropbox を使うのですが、Dropbox の中にインポートフォルダを作ってそこに入れると一気に両方に保存することができて便利なんです。ただ、Evernote と Dropbox は明確に使い方が異なります。Dropbox はあくまでもファイルを保存するため。Evernote は第二の脳であり優秀な備忘録として使っています。

「Evernote は”思い出す”ということに特化したスペシャリスト」

――Evernote にどんなものを入れるのでしょうか?

花岡:たとえば年賀状や贈答の記録です。誰に何をあげたのかという情報は管理しきれなくて、結局記念写真を撮って終わりということもありますよね。Evernote に情報を入れておけば、名前を入れて検索するだけで全部引っぱり出すことができます。年賀状は専用ソフトも使いますが、こちらは印刷のためだけに割り切って使っています。よくEvernote は使い道が色々あってジェネラリストだと思われがちですが、私はそうではなく、Evernote は”思い出す”ということに特化したスペシャリストだと考えています。

――Evernote がスペシャリストだという考え方は面白いですね。

花岡:そう考えると、Evernote に何を入れればいいかは自ずと決まります。「後から思い出したいもの」を入れればいいのです。特に使い始めが重要で、今までにたまっているデータを全部入れてしまう作業をしておくと、後から楽になります。

――実際にそうした経験はありますか?

花岡:先日、8 年ぶりに競馬の仕事でフランスに行ったのですが、そのときに役立ったのが、Evernote に入れておいた昔の資料でした。地下鉄の地図や馬券の買い方など、8 年前に作った資料を PDF で保存しておいたのです。もちろん、8 年前に Evernote はありませんから、それ以前の資料とまとめて Evernote を使い始めたときに入れておいたのです。最初にがんばって入れておいてよかった! と思いました。

「一つのノートは短期間に完成させるべきで、熟成させるものではない」

――8 年前の資料なんてどこに保存したかも忘れてしまいそうですよね。他にもお仕事で活用されていますか?

花岡:仕事で使う決め事などを入れていますね。ファイナンシャルプランナーをやっているのですが、細かい数字はすぐに変わってしまいます。覚えていても仕方ないので、Evernote に入れておいて、しょっちゅう参照しています。他にもインタビューしたときなどは音声を MP3 で録っておいて入れたり。その場合はテキストも一緒に付けておけるのが Evernote の優れたところですね。

――同じ仕事に関連する情報は、一つのノートにまとめておくとわかりやすいですね。

花岡:逆にノートを分けておいた方がいいものもありますね。たとえば資格の勉強で過去問などを保存するのにも Evernote は便利なのですが、その場合は過去問すべてを一つのノートにまとめるのではなく、なるべく細かくノートを分けるべきです。そうしないと一つのノート内のページが膨大な量になり、いくら検索で引っかかるとはいえ、 読む気がなくなってしまいます。基本的に一つのノートを肥大化させないことが大事なんです。

――なるほど。他にノートを作る際に意識した方がいいことはありますか?

花岡:一つのノートは短期間に完成させるべきで、熟成させるものではない、と私は考えています。ノートをいじっているうちに、間違って消してしまうリスクもありますからね。そこで私は、ノートの内容を変更したい場合でも、一度作ったノートを書き換えるのではなく、コピーして新しいノートを作ることにしています。こうすると、過去のバージョンも残っているので、変更の履歴を細かく残せるのです。

――タグについてはいかがでしょう。

花岡:自分の言葉でタグを作って付ければいいと思いますよ。たとえば「面白い」と思ったものにタグ付けするのでも、普段使っている言葉が「オモロ」ならそう付ければいいのです。タグやノートブックを完璧に作ろうとする人もいますが、無理をしても仕方ありません。整理するのが苦手なら大事なことだけタグ付けすればいいし、プレミアム会員のアップロード容量だって、ほとんど使わない月があってもいいのです。全部をがんばらない方がいいと思います。

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