研究者を目指す大学生が、論文や授業のまとめに Evernote を使う理由

使い方と事例

研究者を目指す大学生が、論文や授業のまとめに Evernote を使う理由

2016/10/11 by 山田井ユウキ

2016/10/11 by 山田井ユウキ

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ビジネスや趣味など、さまざまな場面で活用されている Evernote 。実は学業でも大いに役立つことをご存知でしょうか。東京大学理学部地球惑星物理学科で研究者を目指し学業に励んでいる神野 拓哉(じんのたくや)さんも、Evernote を勉強や研究に活用されているユーザーの一人です。ふだん、どのように使われているのかを伺いました。

雲や雨など大気物理を専攻、将来は研究の道へ

――神野さんは東京大学理学部で地球惑星物理学科を専攻されているそうですが、どのような学科なのでしょうか。

神野:高校でいう地学全般を学ぶ学科です。地震だったり海洋だったりと幅広いのですが、僕の専門は大気物理。雲や雨に関する様々な現象などの研究をしています。

――将来は研究の道に?

神野:そのつもりです。

――Evernote を使い始めたきっかけは何だったのでしょう。

神野:友人が Evernote の共有リンクで音楽のプレイリストを書いたノートをシェアしてきたんです。そこから Evernote へ飛んで存在を知り、使うようになりました。ただ、その頃はまだクラウド自体そんなに使っていなくて、Evernote もメモ帳代わりに使っているような感じでしたね。

その後、友人から iPad を譲ってもらったのですが、そのタイミングで研究者の落合陽一さんが Evernote で論文データベースを作っていることを知って、本格的に使い始めたのです。

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PDF や Word の中の文字列まで検索できる機能が便利

――Evernote をどんなシーンで活用されているのでしょうか。

神野:まず、落合さんと同じく論文データベースです。授業や友人との話の中で出てきておもしろそうだと思った論文を検索して探し、論文の PDF と自分なりのまとめを一緒に保存しています。Evernote は PDF や Word の中の文字列まで検索できますし、PDF に自分で書き込みを追加できるのも便利です。僕はこの機能のためにプレミアムプランを契約しています。

紙で読む論文や配布されるプリントについてもノートに保存していますが、いちいちスキャンするのではなく、Evernote のドキュメントカメラで撮って保存することで労力を軽減しています。

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――論文をまとめるための専用ソフトなどもあるのでは?

神野:たしかに管理用のソフトもありますが、一つのノートの中にいろいろな形式のファイルを入れられて、どこからでもアクセスできる Evernote の方が僕は使いやすいですね。

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手書きでまとめた数式を写真に撮って Evernote に保存

――授業でも Evernote を使うことはありますか?

神野:授業のノートは紙を使っています。というのも、PC の持ち込みやスマホで黒板を撮影するのを良く思わない大学教員もいるからです。それに、物理などは数式を書く必要があって、これは手書きでないと書けません。そうやって紙のノートに書いたものを、後から必要に応じて写真に撮り、Evernote に保存しています。

数式を使わない授業では Evernote を使うこともあります。サブメジャー(専門以外の授業)で映像関係の授業を履修していたときは、先生からもらったフィードバックと映像作品の制作過程を一つのノートにまとめていました。メディア論やジャーナリズムのような授業では Evernote を使っている学生も多いですよ。

今後 iPad Pro と Apple Pencil を買うつもりなので、そうすれば数式も手書きできるようになるかもしれませんね。

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プレゼン資料の作成に Evernote の機能をフル活用

――学会などの発表で Evernote を使うことも?

神野:研究の発表をするための資料を保存したり、プレゼンの文章をまとめるのに Evernote を使います。箇条書きの機能を使ってプレゼンの章立てを作り、図版も気になったものをとりあえず保存して、あとでまとめます。

プレゼンの練習もするのですが、そのときは自分の話し方を音声録音の機能を使って録っておき、後から聞き直すようにしています。

――基本的に後から探すことを前提にノートを作られているようですが、検索しやすくなるコツなどは?

神野:タイトルにキーワードを入れることで検索しやすくしています。論文なら、著者や年などですね。自分が検索するだろうキーワードをあらかじめ入れておくんです。

――使い始めたきっかけがご友人からの共有リンクだったということですが、神野さんも共有機能を使われていますか?

神野:そうですね。ミーティングをしたら議事録をとって、ノートの共有リンク URL を LINE で送ったりしています。学祭で一般の方向けに発表したときも、ポスターを作っている学生に共有リンクを送って発表に関する情報をシェアしていましたね。

Evernote は自分の脳のすべての領域に対して検索をかけられる

――プライベートでの活用はいかがでしょう。

神野:趣味で音楽をやっているので、自分で作ったプレイリストを入れています。あとはアルバイトでやっているインタビューの文字起こし原稿を入れたり、読んだ本をまとめて読書ノートにしたりしています。難しい本でも、自分なりに内容をまとめ直すことで理解が深まるのです。

読書ノートは発表原稿を作ったり論文を書いたりするときに見返すのですが、そのときコンテキスト機能で過去に作ったまとめノートが出てくるのがいいですね。

あとは買い物メモとか見たい映画をストックしておくとか、いろいろ使っています。
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――Evernote を使っていて、いいなと思うところはありますか?

神野:形式を問わずまとめられることです。PDF も Word も画像も音声も同じノートに入れることができて、自分のコメントも追加できます。一つのプロジェクト=一つのノートという考え方で使えるのが便利です。

Evernote は自分の脳のすべての領域に対して検索がかけられるイメージ。知らないことを検索するなら Google ですが、一度見たものや、知っているはずだけど忘れてしまっている情報を探すなら、Evernote ですね。

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